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sample shop

20年以上前の話になりますが(歳を取ったものだ…)当時働いていたセレクトショップL’eclaireurにて取り扱いのあった日本を代表する某ブランド、正直僕は余り好きでは無く基本無視していたのですが、あまりにTシャツが売れまくるので、数少ない無地(ネイビー)の物を買ってみました。特に意識する事なく適当に着ていたのですが、3年が経ちイタリアに渡る際に荷物の準備をしている時、少なく荷物をまとめる為に選別された物の中にそのTシャツが入っていました。その時「あれ?このTシャツって全然くたびれないよな?」と改めて思った事があります。

時は経ち、自分でブランドを始める事になりベーシックなTシャツを作ろうとした際、そのTシャツを思い出し(まだ持っていた)全ての流れを伝えた上で「このクオリティの生地はないか?」と生地屋に尋ねました。 そこで返ってきた返答は「ウン本取りのナントカ依りの何番手糸のナントカ織だからコレで大丈夫」と言う呪文のような返答の元生地を提案され、普通に信じてそれを使いましたが結果1年待たずにヨレヨレの伸び伸び。そう言う経験を3度位した時に気付いたのは技術職の人たちはスペックだけで物を言う。使った後(3年後とか)まで考えないだろうし、実際使う事も難しいのであろうと。

それ以降、スペックに翻弄されないように自分の感覚と実際の使用感で色々な素材を試してきました。しかし、希望に添う素材は見つからず14年が経ちとある生地屋に出会います。その生地屋さんに件の話をし、そう言う素材は無いか?と尋ね返って来た言葉はいつもの「作れますよ」と言う聞き飽きた言葉。 もう飽き飽きです。でも保証がないのでサンプル生地を作って貰う事に。 その見た目、生地感もバッチリ。で、更に驚いたのが「コレが100回洗った見本です。専門施設でキッチリとやってきました」と100回洗い済みのサンプルも持ってきたのです。その生地は全くヨレておらずピンピンしていました。

「採用。と言うか最高」

僕の理想の生地を作ってくれた事も嬉しかったが、そのコストをかけてまで試験し保証してくれている心構えが粋で。 その気持ちに応えると言う訳でも無いのですが、この生地の素晴らしさを伝える為100回洗った生地をそのまま下げ札に付けています。(生地の拘り内容も記載してるのでそちらを読んでください)こうする事で買う前に生地がヨレ無い事を確認して頂けます。この生地の素晴らしさを皆さんに判って頂きたい一心です。 更にjunhashimotoの定番型Tシャツとして作ってる“SERIBU”シリーズ。背中に一本リブ(フライス生地・伸びやすいのが特徴)を配する事でまずディティールアイコンとして差別化。更に人間の体は基本胸回りが大きいので着用する事で上部分がよく伸び下はそんなに伸びない。結果着やすさと見た目の逆三角感も出てバックスタイルが綺麗に見える。と言う構造です。ネーミングはセレブと背中のリブを掛けて“SERIBU”と言うふざけた名前にしていますが、気に入っていますw さらにこの素材を使ったシリーズは101シリーズと呼んでいますが意味は洗濯100回までは保証しますが101回目にバラバラになっても知りませんよ。と言う冗談をそのまま名前にしています。これも気に入っていますw

Tシャツだけでコレだけ語れるブランドあるのかな?

しかし、こんなTシャツを作ってしまったら大問題が起きます。 100回以上耐えると言うことは普通に3年は買い替えをしなくて済む、と言う事はウチの売り上げが下がると言う事!爆 買うなとは言いませんが、買い換えなくて済む分他の物を買って下さいw

-デザイナー橋本 淳 Instaglam引用-

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