【UMBER】希少な素材で製作。”違い”のわかるウールコート。

皆様、こんにちは。

甲斐です。

ここ数年は暖冬続きでしたので

意図的に秋冬はセレクトするアウター(特にコート)の数減らしていたのですが

このコートは「即決」でセレクトしようと決めました。

前シーズンはシャツメインでのセレクトだったUMBER

今季はシャツ以外にもUMBERの良さを伝えたいと思い

ジャケットやコートも当店でも展開しています。

その中でも一際存在感のあるウールコートを

本日はご紹介させて頂きます。

ボリュームとは対照的に、比翼仕立てのため、

どこかそぎ落とされ、洗練された印象のコートです。

■UMBER / ジロンウールトレンチコート
 COLOR / BROWN
 SIZE / 1(S).2(M)
 PRICE / ¥120,000+tax

展示会時、衝撃を受けたUMBERのトレンチコート。

「柔らかくふんわりした肌触り」

「リッチな風合い」

「深みのある洒落た色合い」

「羽織った時の軽さ」

「体に沿うドレープ性」

「考え込まれたディテール」

どこをとっても非の付け所がありません。

あきらかに今まで羽織ってきた他のコートと違う。

素材が全てではないですが、そう感じずにはいられないこの素材。

今回こちらのコートに採用されている素材は

世界最大のウール生産国オーストラリアで5%しか

産出されない希少生地「ジロンウール」です。

モンゴルカシミアやシーアイランドコットンなどの

希少素材と並び使用できるブランドは世界でも限られています。

ソフトでしなやかな風合いと優しさを感じるふくらみが特徴です。

そんな希少な素材を使ってアンバーが製作したのは

第一次世界大戦のイギリス軍の軍用コートとして開発されたトレンチコート。

いまでこそファッションアイテムとして老若男女問わず親しまれておりますが

もともとは軍服としての着用されていたコートです。

軍服をベースとし、その名残を多く残したディティールが特徴的ですね。

例えば、胸元からの風雨の侵入を防ぐストームフラップや最も雨が当たる

背中上部のケープドバック仕様などは当時から変わらないディティールです。

また、ウエスト位置のベルトはトレンチコート最大の特徴で

腹部を暖かく保つと共に、整ったシルエットを形成する役割を持っています。

アンバーでは長い着丈とAラインシルエットで形成していますので

まさにこの腰ベルトの効果を最大限生かすことができます。

現代的なディティールでいうと、ラグランスリーブにモデファイしたところと

ガンフラップの大きさを大胆にしたところでしょうか。

この2つの要素はアンバーらしさを出す上でとても重要な役割を果たしています。

【detail】

【着用写真】

ウールコートとなると着る機会は正直少ないかもしれない。

価格帯も決して安いとは言えませんが

その壁を超えてでもコレは手に入れたいと思えるコートだと私は思いました。

トレンチ型のデザインでシルエットも類を見ないウール素材のコート。

生産数が非常に少なく、全国的にも取り扱いがかなり限られています。

当店でも限られたお客様にしかお届け出来きず

多くの方にこの良さを共感して頂けないのは正直残念ではございまが

今季10万円〜15万円くらいで良いコートを探していた方にお勧めの1着です。

最後までご覧頂きありがとうございました。

参考にして頂けますと嬉しいです。

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