【山内 / 2020年秋冬】服を作る工程や素材の選定にロマンを。

こんにちは、三浦です。

昨シーズンの取り扱いから着実に当店でもファンを増やしつつある”山内”。

好評頂く理由は『素材と縫製』そして『丁寧な物作り』かと。

熟練の職人たちによって国内で”丁寧”に作り上げていっている山内の洋服は、

ハンガーに吊るしているだけでもその独特な雰囲気を醸し出され、

お客様も初見でブランド知識はなくても惹きつけらる方が多数。

取扱店は決して多くはないものの、

全国の服好きの方を魅了するのが山内の服作りなのです。

その山内、2021年の春夏での展開アイテムは現時点で『不明』。

来月の2月にギャラリーにて展示会がございますのでそこで確認を致します。

今後のAVENUEでの展開アイテムについては来月までしばしお待ちを…。

なので今回は山内の2020年秋冬アイテムを改めておさらい。

パッと見はミニマムな洋服ばかりですが【作り手の想い】や、

【突き詰めた拘り】を感じてい頂けるモノばかり。

サイズ欠けも目立ってきていますのでご検討頂いている方は是非お早めに。

山内 / 有松塩縮加工リネンシャツ

https://www.avenue-jp.com/p/search?keyword=yc41

名古屋の有松にて有松絞りの職人による塩縮加工を施した近江産のコットンリネンを採用。

(※有松絞り / 日本の伝統工芸に指定される、名古屋有松発祥の絞り染色の名称)

今年の春夏でも当店で展開し瞬く間に完売となったモデルですね。

昨年はWHITEとBROWN KHAKIの2色をセレクトしていましたが、

今季20AWでは特に人気の高かったBROWN KHAKIは継続して展開。

そして新たに新色としてGREY KHAKIが登場しましたのでこちらもセレクト。

この素材でしか出せない独特の色味、素材感も相まった表情が非常に魅力です。

また、昨シーズンは羽衿付きのみを展開していましたが今季は羽衿無しのタイプもご用意。

ベーシックなシャツ型、すっきりとしたノーカラー。お好みの型をお選び頂けます。

山内 / 高密度コットンバフ・レギュラーカラーシャツ

https://www.avenue-jp.com/c/brand/yamauchi/20a47

天然素材の風合いをしっかり残しながらも、

化繊のようにシャリっとした肌触りが特徴のレギュラーカラーシャツ。

太番手の綿糸を高密度で織り上げ、表面に微起毛をかけた先染め生地、

しっかり肉を感じると共に乾いたような自然な風合いを持つ男らしい表情に。

また、BLACK KHAKIという表記のように絶妙なカラーリングも大きな魅力。


縫製は細かな運針で際部分を綺麗に縫い上げており、

縫製者の技術の高さを伺うことができます。

最高級の生地使いと素晴らしい仕立てにより、

シンプルながらも存在感のある同ブランドらしいアイテムとなっております。

山内 / ノーミュールシングウールシャツ

https://www.avenue-jp.com/c/brand/yamauchi/20a42

春夏でも展開されていたノーミュールシングウール、

子羊の臀部や陰部のシワに糞がたまりやすくウジ虫がわいてしまい、

それを阻止するために無麻酔で皮膚やニックの一部を切り取る行為のことを指します。

繊維を傷めることもなく優しくゆっくり丁寧に織られており、

手触りがとても柔らかくウールとしてのクオリティが極限まで高められています。

肌に触れるウールのしなやかさととろみは従来のウールのイメージとは一線を画し、

しなやかなドレープが生まれる極上の着心地を体現頂けます。

形はシンプルでスタンダードですがシャツではあまり使用しない30番手のステッチ糸で、

山内らしいダブルステッチを随所に施した丁寧な始末も魅力です。

着用していると品良く見えるだけでなく、”所作”を美しく感じさせてくれます。

山内 / 高密度コットンボイルウェザー立体切り替えパンツ

https://www.avenue-jp.com/c/brand/yamauchi/yc67

ボトムスでは唯一定番枠に殿堂入りを許されたデザイナー本人がユニフォーム化していた程、

他では味わえない履き心地と独特なシルエットの3D設計パターンによるパンツ。

太番手の綿糸を高密度で織り上げ、加工を一切していない自然な風合い魅力です。

素材には触れた際に「硬い」と感じてしまうほどハードですが、

着込むことで馴染む太番手の綿糸を高密度で織り上げたコットンボイルウェザークロス。

パキっと自立する雰囲気があるので、より立体感が楽しめそうです。

3Dの設計パターンを組み合わせることにより、立体的で独特なラインも魅力。

細分化されたパーツで着用時の体に沿う様な美しいシルエットを生み出し、

お尻周りにはゆとりを持たせつつ膝裏にはダーツを配してフィット感を高めています。

山内 / 高密度二重織コットン・ワイドパンツ

https://www.avenue-jp.com/c/brand/yamauchi/20a63

日本三大綿織物産地の一つとして知られている静岡県の遠州(静岡県西部一帯)

その遠州産の高密度二重織コットンで表の織と裏の織を別組織にし、

熱加工を施すことにより裏組織のみ縮み、 裏にシボ感が生まれる生地を採用した1本。

一見シンプルで太番手の織物に見えますが、本当は超細番手の高密度織物です。

実はこのような織物は日本にしかないとの事。

そんな生地に惚れ込み、山内ではシーズン問わず使用している生地です。

ワイドパンツと言えど所謂ダボっとした単純なワイドパンツではなく、

綺麗な形を意識し大人が履けるシルエット感に仕上げています。

締め付け感もなく余裕のある履き心地を実現するウエストゴム+ドローコード仕様。

そしてベルトループもついていますので様々な履き方が可能となります。

山内 / ノーミュールシング ノーカラージャケット

https://www.avenue-jp.com/c/brand/yamauchi/20a33

カーディガンのようなデザインが新鮮なノーカラージャケット。

上質なウール生地をそのまま羽織る感覚をイメージして仕立てた半裏仕様です。

ラペルが無い分カジュアルダウンしたようにも見える一点ですが、

上質な生地を感じることができるこちらは十分な品の良さを与えます。

程よい厚みのウール素材に半裏仕様なので様々な季節に着用可能。

秋口はアウターとして、冬にはインナーとして、そして春にも・・。


使える期間が長い洋服は嬉しいですね。

日本という国の伝統やこだわり抜いた技術や感性を落とし込んだ1着、

落ち着きと品の良さを持ち合わせた雰囲気が見事にマッチし、

思わず手に触れさらっと羽織りたくなるような逸品となっております。

山内 / 3wayトレンチコート

https://www.avenue-jp.com/c/brand/yamauchi/20a11

相反する異素材を使用したアウター同士を重ねたドッキング仕様の3wayトレンチコート。

2着を重ね合わせる仕様はあくまでシンプルに個々のアイテムとして着用した際に

余分なディティールを表から見えない様に仕立てています。

2枚重ねの通常仕様で真冬まで対応可能ですがアウターのみで春先や秋口にも。

そしてライナー単体では秋冬のアイテムと合わせて着用することで、

3シーズンにわたって着回せるコートに仕上がっております。

遠州産の超強撚綿麻を採用し、ライナーはノーミュールシングウールのSuper120’sを使用。

アウター、ライナー共に山内の強みで素材の選定から縫製力や仕立て、

ステッチワークから細部に至るまで感じ楽しんで頂ける1着です。

最後までご覧いただきありがとうございました!!

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