山内の超大作、春秋冬で着れる3wayトレンチコート。

皆様、こんばんは。

甲斐です。

山内の展示会時で

圧倒的なオーラを放つコートを発見。

それが”2着のコートで1着”が完成される3wayトレンチコートでした。

まさに山内の中でも超大作とも言える1品。

相反する異素材を使用したアウター同士を重ねた

ドッキング仕様になっている3wayトレンチコート。

ドッキングした状態での存在感や洒落感も圧倒的ですが

それぞれ単独で着用した場合もその良さは現役バリバリで衰えを知りません。

■山内 / 3wayトレンチコート

 COLOR / GREYKHAKI × CHARCOALGREY

   SIZE / 3(M)

   PRICE / ¥230,000+tax

重ね合わせたアウター(コート)とライナー(コート)は

それぞれ単体でも着用できる3wayトレンチコートです。

2着を重ね合わせる仕様はあくまでシンプルに

個々のアイテムとして着用した際に余分なディティールを表から見えない様に仕立てています。

2枚重ねの通常仕様で真冬まで対応可能ですが

アウターのみで春先や秋口のアイテムとして

そしてライナー単体では秋冬のアイテムと合わせて着用することで

3シーズン着回せるコートとなっています。

縫製や存在感のある見た目だけではなく

細部への配慮も徹底しています。

ポケットを全部数えてみると、1、2、3…

全部で10個ありました。

使う使わないは別として私が思っていた以上に大容量でした。

(鞄いらずのコートです)

もちろんポケットへの妥協も一切なく全て本格的な作りのため大きさもしっかり確保。

また場所によって種類も異なり考え込まれて作り込まれたポケットという点も

山内さんらしく丁寧さを感じさせる作り込みです。

とことん拘り抜かれた1着。

もはやここまでくると洋服を通り越して1つの作品として楽しめます。

コレクションでセレクトさせて頂いております

GREY KHAKI × CHARCOAL GREYの他にも

BLACK × BLACKという単色もあったのですが、

配色センス、そして何よりこの素材の良さがより伝わる

GREY KHAKI × CHARCOAL GREYに

惹かれこちらのカラーのみを今回はセレクトさせて頂きました。

・アウター(コート)

独特な色合いが特徴のグレーカーキ。

大人の品と渋みのあるカラーに惹かれます。

遠州産の超強撚綿麻で、表面加工をほとんど行わず

糸焼きの工程を念入りに行うことで、麻混ですが肌当たりが優しく

強撚特有の落ち感が着丈の長いコートに相性良く収まります。

通常1200回ほどの撚糸で強撚と呼ばれますが、この糸は2000回撚っていますので糸の反発が強く

出来上がった生地は通常の強撚生地よりもハリ感としなやかさが別格です。

正直、これだけでも欲しくなりました。

【素材】

■アウター
表地 / 綿65% 麻35%
裏地 / 綿70% ポリエステル30%
袖裏 / キュプラ100%
別布 / 綿100%

・ライナー(コート)

これもまた良い。

ライナーの表地は、ノーミュールシングウールのSuper120’sを使用し

膨らみを持たすためにあえて太く引き、設計、織り、仕上げでカシミアタッチまで高めた生地です。

アウター、ライナー共に、山内の強みである縫製力を仕立てやステッチワークから感じ楽しんで頂けるアイテムです。

※ミュールシングウール / 子羊の臀部や陰部のシワに糞がたまりやすくウジ虫がわいてしまい

それを阻止するために無麻酔で皮膚やニックの一部を切り取る行為のことを指します。

 『ノーミュールシング・ウール』とはその名の通り※ミュールシングを行っていない羊毛のことです。

【素材】


■ライナー
表地 / ウール100%
裏地 / 綿70% ポリエステル30%
袖裏 / キュプラ100%
別布 / 綿100%

【detail】

簡単に言うとコートの2枚重ねなのでどっしりと存在感があり

持ったときにずっしりと重みも感じるコートですが

実際に羽織ってみると意外と軽いです。

(コートなのでそれなりに重さはありますが)


一過性のデザインや素材の使い方ではなく

長く愛用することを見越して作られた丁寧なモノづくりを感じるコートです。

これぞまさに究極の “ミニマル”。

これさえあれば羽織モノが必要なシーズンは全シーズン頼れそうです。

【着用写真】

着用モデル:身長170cm 67kg 着用サイズ: 3(M)

せっかくですので1枚1枚でも着用してみました。

着用モデル:身長170cm 64kg 着用サイズ: 3(M)

春先、秋口はこの一枚での着用が正解。

男らしい色合い、この手の素材のコートはガシガシタフにも使え

使い勝手も非常に良いですのでなんだかんだで頼りがちなりますよね。

少し暖かい冬の日はこちらで。

そしてこのウールコート。

着用時、全くチクチクせず肌への刺激が一切ないという点も

嬉しいポイントですが、綺麗な落ち感にも感動しました。

1着で3パターンも楽しめる山内の3wayトレンチコート。

価格だけで見てしまうと安易に安いですとは言えないですが

それでもここまでのクオリティなら納得のいく価格だと私は思います。

まずは是非試着をして頂きたいNo.1コートです。

最後までご覧頂きありがとうございました。

参考にして頂けますと嬉しいです。

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