生産地やアイテムに拘らず、時代性に沿った最高のクオリティーを求め、様々な唯一無二のプロダクトを展開する「THE SOLE」に雨の多い日本に適した折り畳み傘が登場しました。
理想の傘に必要な機能はまずは雨を防ぐしっかりとした撥水性のファブリックが使用してあることはもちろん、軽量で持ち運びが容易、仕立てがしっかりとして長く使用できる、雨の日の陰鬱な気分を吹き飛ばしてくれる美しいデザイン、これが最高の傘を生み出す必要要素だと思います。
しっかりと雨を防ぐことができる素晴らしい生地は、傘のファブリックを専門に作られている日本の会社にお願いして最高の高密度ポリエステルの織物を作っていただきました。 ヨーロッパ製の高級インポート傘は、日本ほど雨が強く降らない地域での使用を想定して作られているせいか、雨が染み込み易い撥水性の弱い素材が使用されていることが多いため、今回は撥水性に拘った厳選したものを使用しています。また、インポート傘は重厚な雰囲気と比例するようにその重さも非常に難点でしたので、6本の親骨には弾力性と軽さと耐久性を兼ね備えたカーボンを用い、中棒にはアルミを採用しました。
傘の大事な「顔」である持ち手は、広島にある超高級木工家具を作り出す工房に特別にお願いして天然の欅の削り出しで誂えていただきました。表面をオイル仕上げにすることで自然な色合いが生まれました。使用していくうちにどんどんとエイジングしていく木製の持ち手を育てることも楽しんでいただけます。 一般的に日本で多く見られる折畳み傘は持ち手が小さいので、握り易いように少し長めの持ち手にしています。
色の展開はどんな洋服とも相性の良いジェンダーレスなブラックとネイビー。ブラックは裏面をシックなダークブラウン、ネイビーは裏面を晴天を思わせるサックスブルーを採用しました。 雨の日の少し鬱屈とした気分を吹き飛ばし、雨の日が待ち遠しくなる、そんな美しい傘が生まれました。
神藤光太郎氏 コメント
傘本来の「雨を防ぐ」と言う目的だけでなく、よりファッショナブルで機能性を持った傘を提供したいと言う気持ちから、美しい仕立てと持ち手を組み合わせて生まれた製品です。
持ち手はヨーロッパで理想の持ち手が見つからないと諦めていた時に、偶然出会った広島の超高級家具を生み出す工房に特別にオーダーして欅で作っていただきました。何度も大きさとシェイプを確認しながら作り上げた完全オリジナルで、生産用に特別な治具も作っていただきました。オイル仕上げで自然な色合いに仕上げており、長く使えばさらに雰囲気ある色に育っていきます。
昔からインポート傘の生地はよく水が漏るということを自身でも体験し、沢山の方からもその様なお話しを聞いていただので、雨をしっかりと防ぐことのできる撥水性に富んだ日本製ファブリックを織り上げていただきました。
親骨はカーボンを使用し、耐久性があって壊れにくく軽い仕上がりとなりました。ヨーロッパの傘を彷彿とさせる美しい持ち手と、機能的でシックなデザインの生地、軽量な骨と丁寧な仕立てで作り上げたこだわりの傘です。
様々なサイズのバッグに納まるようコンパクトに仕上げた傘はお出かけの荷物にいつも忍ばせておけて突然の雨に対応できます。 雨の日を少しでも豊かな気持ちで過ごすことのできる素敵な傘が仕上がりました。