ファッションディレクター干場義雅氏監修の高級スビンコットンを使ったアンチシースルー(透けない)Tシャツです。
本来、透けにくい生地を編立る場合は、太い糸を撚糸にして使用する事が一般的ですが、そうするとどうしても生地がゴワゴワしてしまい、柔らかな着心地を損なってしまうのが難点でした。
今回このTシャツの為に特別に編立てた生地は、30/1糸の単糸を2本撚らずに引き揃えて編むことにより、目の立ったシャープでしなやかな生地面が実現できました。また、単糸のため生地が斜行しやすくなる性質を軽減するために、通常よりも度詰めにして生地を編んでいます。そのおかげでしなやかながらもしっかりとした目付に仕上がっています。
また、生地にバイオ(酵素)加工を施すことにで表面の毛羽を取り除き、よりなめらかな表面感とタッチと素晴らしい風合いが生まれました。
日本の技術が詰まったスペシャルファブリックを使って仕立てたこだわり満載のTシャツです。
神藤光太郎氏 コメント
生地から拘りぬいて作った「透けないTシャツです」。透けないだけではなく、最高の着用感も追求した素晴らしいTシャツができました。透けないようにするためには通常、生地の厚みを増やすため、どうしても肌触りが悪くザラっとしたTシャツになりがちですが、そんな常識を覆す素晴らしい生地を今回特別に開発する事ができました。細い高番手のスビンコットン糸をきっちりと打ち込んで作った生地にバイオ加工をかけ、硬さを軽減してやることにより、ヌメリのある素晴らしい肌触りを実現しました。白いTシャツにどうしても付きまとう「透け問題」を解決し、さらに最高の肌触りと着心地に徹底的に拘って作り上げたTシャツです。適度な厚みがあるのでシルエットをしっかりと作り上げてくれる魅力的なラインが生まれます。 デザインバランスはファッションディレクターの干場さんに監修していただき、着丈、適度なゆとり、袖の長さなどをミリ単位で拘った大人のための美しいシルエットを目指しました。着用した格好よさ、着心地ともに最高の一枚に仕上がったと自信を持ってお勧めします。
干場義雅氏 コメント
【メンズファッションのプロが値段度外視で作った究極の白T】
「今回ばっかりは値段考えずに、ただただ自分達が納得いく白いTシャツを作りません?」というひと声から始まった、作り手にとってみたら夢のような企画がコチラ。
通常なら、売上とか考えて素材やコストを決めなくちゃいけないんですが、まさかの無視(笑)
「とにかくめっちゃ良い素材使って、綺麗なパターンと丁寧な縫製、かゆいところにも手が届くサイジングで、毎日着たい定番の白Tを作りましょう!」と集まったのがスピラーレの神藤さんと僕。
どうせやるなら、アホみたいに徹底的にこだわり抜いて作ることにしたのです。
素材は、滑らかな風合いと発色の良さがあることで知られるインド超長綿の中でも「スビン」100%の超最高級綿と言われる原糸を使用。
「白Tで、チクビ透けるの嫌だよね!」ってことで、その超最高級綿をまさかの度詰にした生地を開発しました。
度詰(どつめ)とは、編む目の間隔を詰めて編み上げられたもののこと。
こっからは、かなり専門用語バチバチになるので、しばらく寝てて頂いていいのですが……
30/1糸を双糸のように撚糸にするのではなく、単糸を2本引き揃えて編むことにより、目の立ったシャープな生地面にしてます。双糸ではないので、斜行しにくくするために通常よりも度詰めにして斜行を軽減させているんです。その効果で、通常よりもしっかりとした目付(435g/m)に。
ようするに、従来のTシャツよりも、何倍もの素材を贅沢に使用してるってわけ。
さらに!!そんな贅沢な超最高級綿のしっかりした生地を、今度は逆にバイオ(酵素)加工により、表面の毛羽を取り除くことで、よりなめらかな表面感とタッチ、ハリコシを抜いた風合いに仕上げてるんです。
わかります?しっかりしてるのに、柔らかくて、透けもしない。もう、この時点でもやりたい放題。
さらにさらに!!めちゃくちゃ体型が、男らしくカッコ良く見えるように、シルエットとサイズ、腕の振りにはミリ単位でこだわりました。
ちなみに色は、白と黒の無地の2色。カタチは、普通のクルーネックとポケット付きの2タイプ。
騙されたと思って、究極のTシャツ一回着てみて下さい。ヤバいんで!!