目指したのは”ブランドらしさ”と他にはない”高級感”。

こんにちは、三浦です。

昨日までの土日、多くのご来店を頂き誠にありがとうございました。

愛知県の緊急事態宣言が解除され程よく活気の戻った名古屋の栄エリア。

久しぶりにご来店頂く顧客様の顔も見ることができ、楽しく営業させて頂きました。

その土日の中でも特に注目度の高かったモノが”junhashimoto / TFW49の別注品”

週末のちょうどいいタイミングで3型の別注品が到着しました。

TFW49の”BOX LOGO TEE”と”SKIPPER POLO”、

そして個人的にも待ち望んでいたjunhashimotoの”RACCARGNI ZIP-T”

本格的な夏を迎える前に『使える』3型が同時発売となり、

オンラインページにアップ前のSNSを見てご来店頂いた方が多数。

早速お客様に好評頂き、非常に嬉しく思います。

今回はオンラインでの発売を前に私自身も思い入れの深いRACCARGNI ZIP-Tを

着用写真と共にご紹介させて頂きます。

(長々と語りそうなので心してお付き合い下さいませ。)

別注アイテムを作る際に「どういったモノがお客様に喜ばれるのか…」を前提に、

他にはない1着を提案しようと考えながらピン!と浮かんだトピック。

ブランドロゴで勝負をしないjunhashimotoではアイコンが1つのキーポイント、

そのアイコンといえば”ジュラルミン釦”と”ラッカーニ社製のジップ”の2つ。

そのアイコンを使った当店だけの別注アイテムを製作できないかなぁ…と閃き、模索。

シャツやアウターではこの2つのアイコンを使ったアイテムがこれまで多数展開、

Tシャツではジュラルミン釦を使ったヘンリーネックTなどがこれまであった…

「どうせならコレクションでは展開のない目新しいアイテムを製作したい。」

それでいて、junhashimotoユーザーのお客様にも喜ばれるモノ…

「ん?ラッカーニジップを使ったTシャツってこれまでなかったのでは?」

と考えましたが、まずTシャツにジップを装飾すること自体があまりないかと。

アウトドアブランドのソレであればありそうですけどね、機能性に特化したような。

そんなわけでブランドのアイコンであるラッカーニジップを使ったTシャツ、作ろ!

と、なんとも勢いに任せた考えの中から知恵を振り絞りイメージを。

(ノリで浮かんだ案ですがこっからは本気で考えながら製作していますよ)

まず始めに「ラッカーニジップ、どこに使おうか?」の疑問が浮かびましたが、

ここはすぐに解決…「Tシャツにポケットを施し、そこに装飾しよう」

いわゆるポケットTですね、世の中の数多くのブランドでも展開されるソレです。

通称ポケTの一般的なデザインは横にポケット口があり、そこにモノを収納。

ならばポケット口をジップで開閉するデザインで!と閃きましたが、大きな落とし穴。

まず、ラッカーニジップって素材の性質上『重いですよね?』

横にジップを装飾した際に考えらることはその重さにTシャツの生地が負けて、

ポケット口が緩くなり下へだら〜んと生地が落ちてしまうイメージが先行。

デザインとしては『アリ』なのかもしれませんが、

理想のポケットTとは違うなぁ…と再考し、浮かんだ解決策、

「いっそのこと、ポケット口を縦にしてみては?」

そうすれば生地が重さに負けてしまうデメリットも解消されますし、

最低限のモノもスムーズに入れやすい機能性も完備。

ポケットのマチは無くし着用した際のスッキリとした見た目はキープ、

縦に走るジップの存在感も『服としての見た目』の理にかなっている。

こうして行き着いたのが今回のポケットTのデザインです。

続いてベースとなるボディ生地を選ぶことに。

『ラッカーニジップ=高級感』と安易に浮かんだ私の頭の中。

それであれば「せっかくの別注品だし、生地も高級感のあるモノを!」

と、数ある生地スワッチも確認しながら「コレだな」と思える素材に出会えました。

毛羽を抑えつつシルケット加工を施し、タフながら高級感を演出したコチラの綿素材です。

シルケットとは綿糸を引っ張りながら水酸化ナトリウム濃厚溶液で処理したのち、

水洗いすることによってシルクのような光沢と風合いを得る加工法です。

“吸湿撥水性”と”速乾性”も同時に得られ、汗のベタつきを抑える面も嬉しいポイント。

綺麗な表面感が特徴で上品な光沢を放つこの生地であれば、

ラッカーニジップと組み合わせた際の見え方はまさに『高級なTシャツ』

理想通り、いや”それ以上”のポケットTを製作することができました。

展開するのは潔くホワイトとブラックの定番の2色のみ。

しかしここからは『潔くありません』

ホワイトは高級感を打ち出す”シャンパンゴールド”のラッカーニジップ。

ブラックは鈍い輝きを放つ”ガンメタリック”のラッカーニジップ。

ベースとなるボディの色に対してジップの色を変えています。潔くないですね。

この配色の案については個人的にも絶対に譲れない部分でありましたし、

その提案を快く承諾して頂いたメーカー様には感謝しかないです…。

入荷前にサンプルを一足早く見た際に感じたことは「あ、両方とも欲しい」でした。

ただの色違いの服ではなく、ジップの輝きによって”普通ではない”色違いの服に…。

異なる表情に仕上がった2色のポケットT、色違いでの購入も大いに”アリ”だと思います。

身長170cm体重65kg(また太りました)の私でsize2(S)を着用しています。

ベースとなるカタチは身幅や袖周りに程よいゆとりを持たせつつも、

決して”オーバーサイズ”とはならない絶妙なシルエット感に仕上げています。

イメージですと今季展開しているWAKIRIBU Tをハーフサイズ小さくした感じです。

ピタッとし過ぎだと体型が丸わかりになってしまいますし、

ビッグシルエットはどうしても小僧感が出てしまう…

そういった悩みを払拭した、大人の方へも着やすいサイズ感となります。

やり過ぎないトレンド感と着やすさを重視、

いつもよりフィット感はゆったりさせながら「きちんと感」はしっかりキープ。

この「きちんと感」が今回の「高級感」とマッチしますね。

世に出回るただのポケットTではなく、

これまでjunhashimotoを愛用してきた方には馴染み深く、

初めての方にはそのアイコンに目を奪われるデザインに。

ジップの輝きと素材の光沢によってリッチな雰囲気の1着に仕上がりました。

プライスは18,000円に消費税で19,800円、ほぼ2万円のポケットTです。

junhashimotoで定番展開するTシャツの中では、やや割高に感じるかもしれません。

強気な値段設定となってしまいましたがその分細かな箇所にまで拘っており、

その価格以上の満足感を得れるであろうと製作した私も自負しております。

各色16点ずつで別注アイテムのため再生産は不可、

是非、実際に手にとってご覧頂きその魅力を感じてもらえると幸いです。

そして何より”着用するお客様が喜んで頂ける”のであれば別注冥利に尽きます…。

気になる点などがございましたら、ご気軽に電話またはメールにてお問い合わせ下さいませ。

最後までご覧頂きありがとうございました!(そして、お疲れ様でした。)

junhashimoto流のバランスに落とし込んだ別注BIG TEE

https://www.avenue-jp.com/c/brand/junhashimoto/1101912054

シンプルで飽きがこない。でも他とは違った”一癖”の当店別注Tシャツ

https://www.avenue-jp.com/c/brand/ripvanwinkle/R117

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