山内夏の定番商品で、毎年作り続けているアイテムですが、今シーズンは少し変化を与えて製作しました。
襟ぐり布を付け足し、布帛仕立てをニット仕立ての3本針表振り仕様にして、丸首とVネックの2種類の襟ぐりデザインから選べるように変更しています。
今期の他のアイテムの襟元が、V開きの物が多く、それに合わせた形のVネックTシャツをコレクションに取り入れたいと思いました。 全てのシームを3本針表振り+真ん中ステッチ配色にすることで、単色のTシャツに変化を与え、袖口、裾は今まで通りフリーカット仕様です。
着用モデル:身長170cm 60kg 着用サイズ: 3(M)
表地説明
強撚フリーカットポンチ (東京産地)
特殊な組織と特殊な裏糸により、裁ち端がほつれないように考えられたニット地(編み物)です。
何度か糸の太さに変化を加えて厚みの異なる同素材を試してみましたが、結局60/1の綿糸に落ち着き、山内の春夏定番生地として毎年提案してる完成されたテキスタイルです。
厚みやキックバックの全てが絶妙で、強撚特有の接触冷感も含めて夏場のアイテムに最適な素材です。
染色説明
紀州備長炭染め (岡山県)
炭の超微粒粉末を使用し染め上げる染色方法。
染め上がりは淡いブルーグレー色で、顔料染めのように繊維の表面に固着するため、カジュアルなムラが出るのが特徴的。
柿渋染めとは逆で経年により色が少しずつ薄くなり、消臭、抗菌、防虫など炭本来の効力があるため、湿気の多い日本の夏には特に効果的な染色です。
柿渋染め (岡山県)
日本で古くから行われている染色方法の柿渋染め。
柿を未熟な青柿のうちに採取し、粉砕、圧搾して得られる液体を何年も熟成させ渋液を作り、その液に直接布を浸すことにより染色する方法。
高い防腐性、防虫性、防水性を誇るため、墨染同様、湿気の多い日本の夏には特に効果的な染色です。
墨染とは逆で経年により段々と色が濃くなっていくのが特徴で、年月が経つにつれ色変化を楽しむことが出来ます。
Buyersコメント
素材にファンがいると言っても過言ではないほど、春夏に好評な素材の1つ強撚フリーカットポンチ。
今年は新たな形の半袖Tシャツがリリースされました。
個人的に夏に着たいTシャツTOP3の1つです。