表に英国を代表する老舗名門タンナー、J.&FJ Baker&Co.の伝統的な技法で丁寧に鞣された最高級ブライドルレザーを使い、内装にはメゾン御用達のフランスのジュリアン社の色鮮やかなオレンジのゴートスキンを使用した数量限定の非常に贅沢なバッグです。
ブライドルレザーは元々は馬具用に使われるために生まれ、タンニン鞣しされた厚くて丈夫な生後2年以上の牡牛のステアハイドレザーに蜜ロウや植物性油などのワックスを鞣しの最終段階で染み込ませて強度と耐久性を上げて作られます。中でもJFベイカー社のブライドルレザーは英国でも唯一といわれる伝統的な手法で、オークの樹皮から抽出したタンニンを用いて1年以上をかけてしっかりと鞣されるため、強い強度と触れた時の吸い付くような質感の最高級のブライドルレザーと呼ばれます。
原皮のトラや血筋、細かな擦り傷をそのまま活かした仕上げのため、革本来の荒々しい無骨で野性味溢れる表情も魅力の一つです。使えば使うほど、得も言われぬ輝きを放ち、唯一無二のエイジングを楽しんでいただけます。ハンドルの革紐もこのバッグのためだけに特別に9mmのものを誂えました。使い込むほどに手に馴染んでいく美しい仕上がりです。
財布・鍵・スマートフォンなど、外出の際に必要な最低限の物を持ち運ぶのにとても便利なバッグです。近年では、スマートデバイスの著しい発達により生活様式が大きく変わり、普段持ち運ぶ物も変化しています。財布が小さくなり、マスクや衛生用品を持ち運ぶ機会も増えてきた近年の生活では非常に活躍するサイズのバッグです。鞄の上部はマグネットで閉めることが出るようにしてあり、中身が見える心配もなく防犯対策にも一役買っています。
神藤光太郎氏 コメント
このブライドルレザーのトートバッグの一番の魅力はレザーの圧倒的な品質です。 本来ブライドルレザーは、馬に乗る人の命を守るための馬具を作るために生まれた革です。今回はその中でも繊維密度が高く、最も耐久性と品質が高い部分とされる背中から腰にかけてのベンズの部分を使用しました。
革本来が持つシワなどの野性味溢れる表面感も感じられます。特筆すべきは手を触れたときに感じるもっちりとした手触り。よくあるブライドルレザーにある硬質なタッチではなく、しっとりとしてもっちりした質感はこのレザーならではのものです。
内側にはフレンチゴートのトップタンナージュリアン社の綺麗なオレンジのゴートスキンが美しいコントラストとなり、バッグの中の視認性も非常に良いバッグに仕上がりました。