カフ型時計バンドは、ストラップを通す広いパッドの上に時計が乗っているものと大まかに定義され、1920年代には、真鍮製時計ケースが汗で変色するのを防ぐために、革製のカフに時計を装着していたことが確認されています。
そのバンドが、軍用に使用されることで、より本格的かつ機能的な用途に使用されるようになりました。
ドイツ空軍は、パイロットの時計に革製パッドを装着した最初の軍隊でした。
戦闘機や爆撃機のコックピットは、寒暖の差が激しくまた、コックピット内で火災が発生した場合、熱で肉が溶けてしまうため、金属製の時計ケースを革製カフストラップが皮膚から遠ざけてくれます。
このような用途で連邦共和国のパイロットが使用したことから、このストラップは「BUND(ブント)」というニックネームで呼ばれるようになりました。
今回MOUTでは、この‘’BUND’’ をAPPLE WATCH用に作成し素材にはSEDGWICK社 ※11のブリティッシュブライドル 裏にはフルベジタブルゴートレザーを使用し強靭さとしなやかさを併せ持たせました。
時計のケースの下には 心拍センサー用ホールが開けられAPPLE WATCH純正高速充電器にも対応しています。表には大きくアイコンがエンボスされ上品なクオリティで作成されています。
APPLE WATCH SERISE1~7の42、44、45MM対応。
※11 SEDGWICK(イギリス)
英国SEDGWICK(セドウィック)社 英国伝統の技を伝える老舗タンナー
英国・ウォルソールにて1900年に創業された、素材の選定、なめし、裁断のすべての工程を行う伝統技術で高品質な革を提供する、世界でも有数のブライドルの名門タナリーです。
特にブライドルレザーは、原皮に上質な成牛のショルダー部分を使用し、特製ワックスを、繰り返し時間をかけて塗り込ませたセドウィック社を代表するレザーです。
ブライドルとは「馬具」を表し、イギリスで1000年以上前から続く伝統的な製法で、馬の手綱など乗り手の命をも左右する馬具に使う為、強靭な馬の力に耐える強靭な革になるよう 完成までに約5か月を要する工程で革に何度もタナリー秘伝のワックスを塗りこむことで繊維を引き締めます。それが表面に白く浮き出る「ブルーム」と呼ばれるものとなり、ブライドルレザーの証になります。