S120’Sの細番手強燃糸を使用し、メッシュ組織で織り上げたノーミュールシングウールシャツ。
メッシュ組織と強撚糸特有の落ち感、清涼感が加わり、夏場に最適なウール織物となります。
※ミュールシングウール / 子羊の臀部や陰部のシワに糞がたまりやすくウジ虫がわいてしまい、それを阻止するために無麻酔で皮膚やニックの一部を切り取る行為のことを指します。 『ノーミュールシング・ウール』とはその名の通り※ミュールシングを行っていない羊毛のことです。
着用モデル:身長170cm 68kg 着用サイズ: 3(M)
Buyersコメント
山内を愛用頂いてる方なら一度は耳にしたことがある”ノーミュールシングウール” 織り方を変えるだけでここまで変わるのか?と驚かずにはいられないのが今回のシャツです。メッシュ組織になったことで風通しがさらに良くなったプラス、肌への接地面も少なくなったため、ドライ感が強まり、より快適になりました。
Designerコメント
ウールは吸湿性や放湿性に優れ、汗などの水分を溜め込まず放湿します。また、熱伝導率も低いため、冬暖かく、夏は外気の暑さを遮るため涼しい特異な素材ですので、山内では春夏コレクションでも多くウール素材を提案しております。
またウールの特徴の一つで、私も大好きな点が発色の良さです。コットン産地の方がウールの黒に近づけたいと言われるように、深みのある色に染まります。
身幅にゆとりを入れ、少し着丈を短く設定したパターンで、全体のバランスを取っています。
男服にあまり大きな変化は必要なく、少しの変化で今の気分を探す作業が必要と思います。
縫製責任者
山田 香織